2013年 06月 20日
衝撃の15分 |
息子のチェロが決定した後は、弓探しが始まりました。
チェロの先生に教えてもらった John Greenwood bowmakerというお店に行ってきました。
ゴールデンゲートパークのすぐ近くにある、アパートの一室にありました。
予約制なので、予約の時間に訪ねて行き、ちょっとドキドキしながらドアのベルを鳴らしました。
とっても気さくなおじさんが中へ入れてくれて、部屋へ入ってびっくり。どーんとグランドピアノが置いてあり、弓作りの工房には機械や木がたくさんあって、とても素敵なお店でした。
用意してもらっていた弓をさっそく試している間、チェロの先生もかけつけて下さり、
15本ほどの弓を少しずつ少しずつ選んで最後4本まで絞っていきました。
娘は工房をめずらしそうに見学した後は、ちょっと退屈そうでしたが、本を読んだりして静かに待っててくれました。ほっ。
弓選びも終盤にかかった頃、ドアのベルが鳴りました。
ドアを開けて入った来たとてもフレンドリーな感じの男性
チェロの先生の表情が一瞬驚いたような感じだったので、はて、、?と思いながら
その笑顔の男性は私たちの様子を見て”弓選びの途中でお邪魔してしまって本当にごめんよー!!”ととても恐縮しながら、入って来て
私たちは誰かも知らないまま、きょとんとした息子、私、娘まで一人一人ゆっくり挨拶して握手してくれました。
そして弓のお店のおじさんが私達に
”ごめんね、緊急のお客さんなので、15分ほど申し訳ないけど待っててくれるかな”という事なので、待ってる間にチェロの先生にそーっと”あの方は誰ですか”と聞くと
”ワールドクラスのソロバイオリニストよ”と教えてくれました。
その方はGil Shahamさんでした。
後で聞くと、その前の夜、サンフランシスコのデイビスホールでのリサイタルを終え、弓の毛の具合が悪くなり、その夜のリサイタルに間に合うように弓の毛替えを緊急でお願いされて、その弓を受け取りに来たという事でした。でもものすごくお忙しい方なので、リハーサルに間に合うように15分しかなかったようです。
弓の仕上がりを確認する為にバイオリンを弾き始めました。チェロの先生は目を閉じて、私と子供達にワールドクラスの演奏を聴ける滅多にないチャンスよと言って、私たちも目を閉じて演奏を聴きました。
音が鳴るやいなや、あまりの衝撃で腰が抜けそうでした。体中に電気が走る感じでした。
サラサーテやバッハの曲を弾きながら、弓を確かめていました。
あまりの音色の美しさにとろけそうになりました。
息子も娘も口をあんぐり
家族全員一瞬で恋に落ちてしまいました。。。(笑)
ずーっとずーっと聴いていたい気持ちでしたが、
とうとう演奏(弓の確認)が終わり、Gilさんはお店のおじさんに
”助かったよ〜!弓はばっちりだ。あなた達の弓のお店はうわさで聞いてたよ、ようやくお会い出来て光栄です”と言ってました。
お店のおじさんも握手しながら”いえいえ、こちらこそお会い出来て光栄です。素晴らしい演奏も聴けてありがたい。”とおっしゃっていました。
”あなたのお店の事はいろんな人に伝えておくよ”と言ってました。
そして起立の状態でカチコチに固まってる私と息子と娘のところに来て
”本当に途中で弓選びの中断させてしまって申し訳なかった、、、待たせてしまってごめんよ、、”とものすごく恐縮しながら言うので、
”いえいえ、こちらこそ急がせてしまったようですいません、、、”と思わず私も謝り、
”いやいや、待たせたのは僕の方でごめんよー”と
私も”いえいえ、大丈夫です。。”というようなやりとりを数回して(汗)。。。
又一人一人握手してくれました。
娘も何が何だか分からないまま、この人がどんな人かも知らないまま、緊張しながら握手している様子がなんだかおかしかったです(笑)。。。。
演奏だけでなく、ものすごく腰の低い、とってもとってもやさしくフレンドリーな性格が本当に魅力的でした。
バタバタとGilさんが去った後も、そのバイオリンの音色の余韻に浸って夢心地でした。
お店のおじさんもかなりテンションが上がっていて、私達3人にいろいろGilさんの話をしてくれました。
結局私たちも最後の弓2本に絞ってその弓を借りて、そのお店を去りました。
お店の外に出てから、息子が”おかあさん!!!あの人めちゃくちゃかっこいいいいいーーー!!!あの演奏聴いたー????すごすぎるーーーーー!!!と大興奮
そういう私も大興奮!!
娘も何か分からないけど、大興奮!!
家に帰ってから、you tubeでGil Shahamさんの演奏を聴きまくり
もう完全にとりこになってしまった3人でした。。
衝撃の15分間でした。。。
息子はかなりインスパイアされたようです。
私もなんだかものすごくエネルギーをもらいました。
チェロの先生に教えてもらった John Greenwood bowmakerというお店に行ってきました。
ゴールデンゲートパークのすぐ近くにある、アパートの一室にありました。
予約制なので、予約の時間に訪ねて行き、ちょっとドキドキしながらドアのベルを鳴らしました。
とっても気さくなおじさんが中へ入れてくれて、部屋へ入ってびっくり。どーんとグランドピアノが置いてあり、弓作りの工房には機械や木がたくさんあって、とても素敵なお店でした。
用意してもらっていた弓をさっそく試している間、チェロの先生もかけつけて下さり、
15本ほどの弓を少しずつ少しずつ選んで最後4本まで絞っていきました。
娘は工房をめずらしそうに見学した後は、ちょっと退屈そうでしたが、本を読んだりして静かに待っててくれました。ほっ。
弓選びも終盤にかかった頃、ドアのベルが鳴りました。
ドアを開けて入った来たとてもフレンドリーな感じの男性
チェロの先生の表情が一瞬驚いたような感じだったので、はて、、?と思いながら
その笑顔の男性は私たちの様子を見て”弓選びの途中でお邪魔してしまって本当にごめんよー!!”ととても恐縮しながら、入って来て
私たちは誰かも知らないまま、きょとんとした息子、私、娘まで一人一人ゆっくり挨拶して握手してくれました。
そして弓のお店のおじさんが私達に
”ごめんね、緊急のお客さんなので、15分ほど申し訳ないけど待っててくれるかな”という事なので、待ってる間にチェロの先生にそーっと”あの方は誰ですか”と聞くと
”ワールドクラスのソロバイオリニストよ”と教えてくれました。
その方はGil Shahamさんでした。
後で聞くと、その前の夜、サンフランシスコのデイビスホールでのリサイタルを終え、弓の毛の具合が悪くなり、その夜のリサイタルに間に合うように弓の毛替えを緊急でお願いされて、その弓を受け取りに来たという事でした。でもものすごくお忙しい方なので、リハーサルに間に合うように15分しかなかったようです。
弓の仕上がりを確認する為にバイオリンを弾き始めました。チェロの先生は目を閉じて、私と子供達にワールドクラスの演奏を聴ける滅多にないチャンスよと言って、私たちも目を閉じて演奏を聴きました。
音が鳴るやいなや、あまりの衝撃で腰が抜けそうでした。体中に電気が走る感じでした。
サラサーテやバッハの曲を弾きながら、弓を確かめていました。
あまりの音色の美しさにとろけそうになりました。
息子も娘も口をあんぐり
家族全員一瞬で恋に落ちてしまいました。。。(笑)
ずーっとずーっと聴いていたい気持ちでしたが、
とうとう演奏(弓の確認)が終わり、Gilさんはお店のおじさんに
”助かったよ〜!弓はばっちりだ。あなた達の弓のお店はうわさで聞いてたよ、ようやくお会い出来て光栄です”と言ってました。
お店のおじさんも握手しながら”いえいえ、こちらこそお会い出来て光栄です。素晴らしい演奏も聴けてありがたい。”とおっしゃっていました。
”あなたのお店の事はいろんな人に伝えておくよ”と言ってました。
そして起立の状態でカチコチに固まってる私と息子と娘のところに来て
”本当に途中で弓選びの中断させてしまって申し訳なかった、、、待たせてしまってごめんよ、、”とものすごく恐縮しながら言うので、
”いえいえ、こちらこそ急がせてしまったようですいません、、、”と思わず私も謝り、
”いやいや、待たせたのは僕の方でごめんよー”と
私も”いえいえ、大丈夫です。。”というようなやりとりを数回して(汗)。。。
又一人一人握手してくれました。
娘も何が何だか分からないまま、この人がどんな人かも知らないまま、緊張しながら握手している様子がなんだかおかしかったです(笑)。。。。
演奏だけでなく、ものすごく腰の低い、とってもとってもやさしくフレンドリーな性格が本当に魅力的でした。
バタバタとGilさんが去った後も、そのバイオリンの音色の余韻に浸って夢心地でした。
お店のおじさんもかなりテンションが上がっていて、私達3人にいろいろGilさんの話をしてくれました。
結局私たちも最後の弓2本に絞ってその弓を借りて、そのお店を去りました。
お店の外に出てから、息子が”おかあさん!!!あの人めちゃくちゃかっこいいいいいーーー!!!あの演奏聴いたー????すごすぎるーーーーー!!!と大興奮
そういう私も大興奮!!
娘も何か分からないけど、大興奮!!
家に帰ってから、you tubeでGil Shahamさんの演奏を聴きまくり
もう完全にとりこになってしまった3人でした。。
衝撃の15分間でした。。。
息子はかなりインスパイアされたようです。
私もなんだかものすごくエネルギーをもらいました。
by pearblossom
| 2013-06-20 17:01
| チェロ