2009年 03月 02日
チェロ名曲31選から |
最近は学期末のテストやレポート、クラブなんかで大忙しのお兄ちゃん、なかなかチェロの練習がまとまって出来ません。週末の午前中久しぶりにたっぷり練習してました。
基礎練習と並行して表現力の練習として”チェロ名曲31選”という本から
”白鳥””メヌエット ト長調””G線上のアリア””愛のあいさつ”という4曲が突如宿題として出されました。
私は最初”4曲もー???”って驚いたのですが、各曲4行ずつ程だそうです。どの曲もメロディーだけ見るとわりと簡単にササさと弾けたようですが、それは表面上。
ここからが彫刻刀で形を彫っていくように、抑揚つけたり強弱つけたり、どういう情景なのか、どういう気持ちを表したいのか、たった4行でも奥が深く、張りつめた緊張感というか、一つの音も気をぬかない集中力で、自分が思い描いてる音が弾けるまで練習に励んでいました。
でもなかなかそう簡単にはそういう目指す音が出るはずもなく、何回も弾きながら少々壁にぶつかっているようでした。
私が子供の頃ピアノを練習中行きずまってたりすると、よく母が”じゃ、お母さんがお客さんになるから聴かせて”と言って小さな発表会のような感じで拍手をして真剣に聴いてくれました。
それが本当にうれしくって、お世辞と分かっていても”上手になったね〜”と言われるとやっぱりうれしい。そしてまたがんばろうっていう気にさせてくれたのを思い出します。
だから私も息子がちょっと行きずまってる時に、レシートをチケット代わりにして、コンサート会場についたかのようにソファに座り、大拍手で曲を聴かせてとお願いします。するとやっぱりうれしいようで、”じゃ何の曲がいい??”と乗ってきます。
それからいろんな曲を気持ち良さそうに弾いてくれます。そういう時の音はのびのびしていて、とてもいい感じです。
4行とはいえ、名曲をいろいろ聴けるのはとってもうれしい、まだまだ目指す音まで道のりは長いけど、少しずつでも確実に進歩しているなあって聴いていて1曲1曲いちいち感動している母でした。。。
by pearblossom
| 2009-03-02 23:15
| チェロ